風船の中に風船の作り方解説!100均で映えるインサイダーバルーン
誕生日や記念日、推し活のイベントなどで視線を集める「透明な風船の中に色鮮やかな風船が入ったデコレーション」。ギフトショップや専門店のディスプレイで見かける華やかなアイテムですが、実は特別な機械を使わずに身近な道具だけで手作りできます。
専門のバルーンアーティストが使うテクニックも、原理と力加減さえ把握すれば初心者でも再現可能です。100円ショップのアイテムを活用し、破裂や失敗を防ぎながら美しい球体に仕上げる手順を詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「風船の中に風船」を入れる装飾は一般に「インサイダーバルーン」や「ダブルバルーン」と呼ばれ、100均の道具だけで自作可能。
- 要点2:失敗を防ぐ最大の鍵は「外側の風船の事前拡張(プレストレッチ)」と「ハンドポンプを使った内側からの段階的な空気注入」。
- 要点3:ダイソーやセリアで購入できる透明バルーンやアクアバルーンの特性を理解することで、専門店クオリティのギフトアレンジが完成する。
【名称と構造】風船の中に風船が入ったデザインの基本知識
透明なバルーンの内側に小さなカラー風船が浮かんでいるようなデザインは、バルーンアート業界では主に「インサイダーバルーン(Insider Balloon)」や「ダブルバルーン(Double Balloon)」という名前で親しまれています。また、中にぬいぐるみや花を入れる技術全般を指して「バルーンラッピング」と呼ぶケースもあります。
外側の透明な膜が光を反射しつつ、内側の風船が立体的に浮き上がって見えるため、単体の風船を飾るよりも奥行きと高級感が格段に増すのが特徴です。イベント装飾やウェディング、ライブ配信の背景演出など、写真・動画映えが重視される現代のディスプレイシーンで定番の構成となっています。

【100均で揃う】準備する材料と失敗を防ぐ道具選び
インサイダーバルーンの制作に必要なアイテムは、すべてダイソーやセリアなどの100円ショップで手軽に揃えられます。高価な専用機材を購入する必要はありません。
- 外側の透明風船:100均の「透明バルーン(クリアバルーン)」または伸縮性の高い「アクアバルーン(PVC素材・クリア素材)」
- 内側の風船:5インチ(約12〜13cm)程度の小さめなラテックス風船(好みのカラー)
- 風船用ハンドポンプ:2WAYタイプ(押しても引いても空気が出るもの)が推奨
- 補助ツール:細めの丸い割り箸(角がないもの)または太めのストロー、マスキングテープ
外側と内側のバルーンの素材選びによって、透明度や耐久性、作業の難易度が大きく変化します。制作目的に応じた適切な選択が成功への第一歩です。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 100均クリアラテックス | 1パック数個入り(税込110円) | 鑑賞期間:約1〜2日 | 手軽で安価。短時間のイベントや撮影に最適。時間が経つと白く曇りやすい。 |
| 100均アクアバルーン(PVC) | 1個入り(税込110円) | 鑑賞期間:約1〜2週間 | 高い透明度と光沢。ギフト向きだが、均等に伸ばす下準備が必要。 |
| 専門店既製品 | 1点あたり2,500円〜5,000円前後 | 鑑賞期間:約2週間〜1ヶ月 | プロによるシーリング加工で長持ち。予算を抑えたい場合は手作りが圧倒的にお得。 |
【手順解説】失敗しないインサイダーバルーンの作り方
特別な器具を使わずに、手作業でインサイダーバルーンを作る基本ステップです。バルーンアート初心者でも、順番通りに進めれば破裂させずに完成させることができます。
ステップ1:外側の風船を伸ばして下準備をする
まず、外側に使う透明風船を手で縦横にしっかりと引っ張って伸ばします。その後、風船ハンドポンプを使って一度限界近くまで空気を入れ、全体の丸みを作ってから空気を抜きます。この「プレストレッチ」を行うことで、ゴムやフィルムが柔らかくなり、内側の風船を膨らませたときの破裂リスクを劇的に低減できます。
ステップ2:内側の風船を外側の風船に挿入する
内側に入れるカラー風船を細長く巻き、丸みのある棒(先端をマスキングテープで保護した割り箸や太めのストロー)の先端にセットします。外側の透明風船の口を指で広げ、棒を使って内側の風船を奥まで滑り込ませます。このとき、内側の風船の吹き出し口(首の部分)だけが外側の風船の口から少しはみ出た状態をキープするのがポイントです。
ステップ3:内側の風船だけに空気を入れて結ぶ
外側から出ている内側風船の口にハンドポンプのノズルを差し込み、外側の風船ごとしっかり指で押さえながら空気を送り込みます。好みの大きさまで膨らんだらポンプを抜き、内側の風船の首を引っ張り出して単体で固結びします。結び目を外側の風船の中に押し込みます。
ステップ4:外側の透明風船に空気を入れて形を整える
今度は外側の透明風船の口にハンドポンプを差し込み、内側の風船との間に空気を送り込みます。内側の風船が中心でゆったりと浮かぶ適度なサイズまで膨らませたら、外側の風船の口をしっかりねじり、空気が漏れないように固く結びます。

【実態検証】失敗する原因ワースト3と現場目線の解決策
SNSやQ&Aコミュニティで多く寄せられる「うまく作れない」という声の背景には、共通する3大要因が存在します。実際の検証から導き出された具体的な解決策を確認しておきましょう。
1. 内側の風船を膨らませようとすると外側の口から空気が逃げる
ハンドポンプを差し込んだ際、外側の風船の口と内側の風船の口を同時に指で密着させていないと、注入した空気が隙間から漏れてしまいます。指の腹を使って2枚の口をしっかりとホールドし、空気の流路を内側の風船だけに限定させることが必須です。
2. 膨らませている途中で風船が破裂する
最大の原因は「摩擦熱」と「下準備不足」です。ゴム同士が擦れ合うと静電気や摩擦熱が発生し、薄くなった部分から裂けてしまいます。作業前に外側風船をしっかり伸ばしておくこと、また必要に応じて内側風船の表面に微量のベビーパウダーを薄く塗布しておくと、滑りが劇的に改善して破裂を防げます。
3. 透明風船が白く濁ってしまい中身が見えにくい
天然ゴム(ラテックス)素材のクリア風船は、空気に触れると酸化が進み、数時間から半日程度で表面が白く曇る性質があります。クリアな透明感を長時間維持したい場合は、ラテックスではなく塩化ビニル樹脂系のアクアバルーンを採用するか、完成後に直射日光やエアコンの直風が当たらない場所で保管してください。
【応用アレンジ】透明風船を華やかに魅せるデザイン術
基本の1個入りインサイダーバルーンをマスターしたら、少しの工夫でより豪華な透明風船アレンジへとステップアップできます。
- マルチカラーのコロコロバルーン:小さな風船を3〜5個順番に挿入して膨らませることで、外側の中でカラフルな風船が転がるポップな仕上がりになります。
- コンフェッティ&フェザー追加:風船を入れる前に、市販の紙吹雪(コンフェッティ)やパステルカラーの羽(フェザー)を中に入れておくと、幻想的な陰影が生まれます。
- バルーンスティック&リボン装飾:結び目にサテンリボンを巻き、手持ち用のバルーンスティックを取り付けることで、花束のように手渡しできるギフトバルーンに変身します。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
手作りインサイダーバルーンは、「コストを抑えつつオリジナルの配色でイベントを彩りたい人」や「推し活・子どもの誕生日で手作り演出を楽しみたい人」には最適なDIYです。100均素材を用いれば数百円で専門店並みのビジュアルが完成します。
一方で、「数週間以上の長期ディスプレイを前提とする場合」や「ヘリウムガスを使って完全に宙に浮かせる大がかりな浮遊装飾を作りたい場合」は、バルーン専門店へのオーダーを推奨します。風船を二重にすると全体の重量が増すため、市販の家庭用ヘリウム缶では浮力が足りず、浮かないトラブルが起きやすいためです。用途と鑑賞期間を見極めて選択してください。

【風船 の 中 に 風船】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:口で息を吹き込んで膨らませることはできますか?
A1:風船の中に風船が入った状態ではゴムの抵抗が強く、また衛生面や呼気の水分で内部が曇る原因になるため、口で膨らませるのは極めて困難です。必ず風船ハンドポンプを使用してください。
Q2:作ったインサイダーバルーンはどのくらい日持ちしますか?
A2:一般的なラテックス(ゴム)風船の場合は約1〜3日程度で少しずつ空気が抜け、表面が曇り始めます。アクアバルーンなどの高品質フィルム素材を使用し、結び目をシーラーや専用テープで完全密閉した場合は、約1〜2週間ほど綺麗な状態をキープできます。
Q3:100均のダイソーやセリアの風船だけでも割れずに作れますか?
A3:十分に作成可能です。破裂を防ぐコツは、空気を入れる前に手でしっかりと伸ばす「プレストレッチ」を行うこと、そして規定の最大サイズよりも一回り小さめ(8〜9割程度)の空気量に留めることです。
まとめ:手作りインサイダーバルーンで特別な空間を演出しよう
一見すると複雑な構造に見えるインサイダーバルーンですが、構造の仕組みと丁寧な下準備さえ押さえれば、誰でも手軽に100均アイテムだけで再現できます。
外側の透明感を活かした色の組み合わせや、中に入れる小物のバリエーションは無限大です。誕生日や記念日、季節のパーティーなど、大切な日の思い出を彩る特別な演出としてぜひ挑戦してみてください。 (出典: 風船 の 中 に 風船(Yahoo!ニュース))